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2006年 08月 12日
F1:ウェバー、レッドブル移籍 他数件
 HONDAの優勝も覚めやらぬハンガリーGP後の数日間に、いろいろなニュースが飛び出してきているので、まとめてお伝えしつつ、八百屋の意見も交えながら掲載したい。
(文中のリンクは、F1-Live.comを参照)


■ ウェバー、レッドブル入り

 意外に早くまとまったこの話。ライコネンやコバライネンのルノー絡みが決まってからかと思っていたので、レッドブルはこれでルノーエンジンを使う意思が無いことがハッキリした。この決定で、レッドブルがコスワースV8エンジンを搭載し、トーロ・ロッソにRB2ごとフェラーリエンジンを譲渡する"当初の予定通り"のシナリオが展開されるだろう。そして、VWグループのF1参戦も現実味を帯びてきているのかもしれない…
 エンジンが決まったことで、ニューウィー先生もマシンの設計にプラス材料が出来たはず。コンパクト設計のコスワースV8のほうが、でかいフェラーリエンジンより、設計における許容範囲が広がるはず。
 これにより、クリエンもシートを失い就職活動に身をおくことに。トーロ・ロッソもベルがー始め首脳陣が難色を示しているので、クリエンにはシート喪失の危機が迫っている。
 後、余談だが、クルサードもウェバーも、ウィリアムズ出身。ウィリアムズで現役を引退したドライバー(シートを失ったドライバーは除く)って、最近ではプロストくらいか?結構シビアにドライバーを切り捨てるウィリアムズ。ロスベルグもスランプに陥っているみたいで、来期のウィリアムズがちょっと不安…


■ ジャック・ヴィルヌーヴ、BMWを離脱

 あーあ、不安が現実の物へ。BMWはヴィルヌーブの離脱と、代役にクビカの起用を発表した。
 ハンガリーGPでも、車両重量規定違反でリザルト抹消の憂き目になったが当の本人は7位フィニィッシュと、荒れたレースでそれなりに結果を残している。しかし、スピンも多く、フロントウイングも破損しており、まだこの初戦だけで彼の実力を測るのは難しいが、何もシーズン中にこんな荒っぽいやり方で交代しなくとも…しかも、ジャックはBARでも同じ憂き目にあっており(その時の代役が佐藤琢磨)、F1って本当に世知辛いぞ!!コノヤロー!!
 ちなみに、マクラーレンのデ・ラ・ロサも後2戦で放出の可能性ありだとか。表現的には「後2戦のシートが保障されている」だそうで、それって裏を返せば2戦経ったらシートは保障されない!!ってことだよね!?ハンガリーGPで2位表彰台に立ってもこんな噂しか出ないので、本当にF1って世知辛いぞコノヤロー!!ちなみに、後任はやはりGP2で大活躍のあの人でしょうか…


■ FIA エンジン開発凍結を2006年中国GP終了時より実施すると発表

 当初より1年前倒しされて、エンジンの開発凍結案が議決され、このたび効力を持つこととなった。凍結されるのは、2006年の中国GP以降。それまでは、エンジンいじりたい放題、チューンし放題だが、これ以降は基本的にエンジンをチューンアップすることが禁止される運びとなった。
 これも、コスト削減案の一環だが、ついにFIAは競争の自由を奪ってまで、コストの上昇を抑制する"具体的な手段"に乗り出す構えだ。まあ、技術開発を制限することで、余計なテストをすることも無く、人的資源や資金を湯水のように浪費することもなくなるんだろうけど、やはりF1というモータースポーツ最高峰のカテゴリーならではの"モア・パワー"を追及する競走が見られなくなるのは素直に残念だ。



 世代交代の容赦ない波が押し寄せ、コスト削減という名のもとに技術開発が規制される。
 F1は間違いなく大きな転換期を迎えつつある。八百屋的にも1990年から見てきて以来、かなりの大きなうねりを伴う改革にF1サーカスが身を投じようとしている。
 F1は今後もずーっと続いていくのだろうが、この改革がこれ以上、興味を損ねるような改革にならないことを祈るばかりである。
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by 5aday | 2006-08-12 23:29 | 2006 other issue
2006年 08月 03日
F1:徐々に埋まってきたぞ!?勝手にF1ストーブリーグ2007(シーズン中盤編)
 シーズンも中盤から終盤に差し掛かってきて、来期のシートもぼちぼち埋まってきました。
 相変わらず、大御所のミハエルとライコネンのシートが未定ですが、その周りは徐々に決まってきています。昨日決まったちょっとびっくりのシート決定まで、しっかり網羅しつつ残りのシートを予想してみたいと思います。


 赤字は決定  青字は有力  白字は噂の域
 チーム名          1stドライバー      2ndドライバー

フェラーリ           M・シューマッハー   F・マッサ
                 K・ライコネン      

ルノー             G・フィジケラ      K・ライコネン
                 H・コヴァライネン

マクラーレン          F・アロンソ      R・ハミルトン
                  G・パフェット      K・ライコネン

HONDA             J・バトン      R・バリチェロ
                  A・デビッドソン

ウイリアムズ           A・ヴルツ   N・ロズベルグ
                   
BMW               N・ハイドフェルド  R・クビカ
                   J・ヴィルヌーブ    R・シューマッハー?
                   C・アルバース?         

トヨタ               J・トゥルーリ   R・シューマッハー

レッドブル            D・クルサード     C・クリエン
                   M・ウェバー      H・コヴァライネン

トーロロッソ           V・リウッツィ     S・スピード
                   C・クリエン      M・アマーミュラー?
                   S・ベッデル? 
                   
MF1                T・モンテイロ?    C・アルバース?


SuperAguri          佐藤 琢磨     山本 左近
                   F・モンタニー    A・ディヴィッドソン


○ フェラーリ
 ミハエルの去就は、モンツァ以降に持ち越しになっているが、この所の好調にモチベーションも上がり、どうやら残留の気配が濃厚のようだ。ともすれば、ライコネンが引っ越してくるとは考えにくく、今年のラインナップに落ち着きそうな気配だ。
八百屋予想: M・シューマッハー  F・マッサ

○ ルノー
 フィジケラの残留が発表されたが、ルノーの上層部はフィジケラのパフォーマンスに大きな不満を持っており、未知数のコヴァライネンより、実績の高いライコネンにオファーを出している模様だ。
 パドックの噂を総合すれば、ライコネンはフェラーリと仮契約を済ませているが、ミハエルが残留した場合は他チームのシートを選べる権利を有している模様で、ミハエルの残留のアナウンスと共に、ライコネンのルノー移籍が発表される見込みだ。
八百屋予想: G・フィジケラ  K・ライコネン
 
△ マクラーレン
 アロンソの加入は決定済みだが、セカンドドライバーを巡る争いは混沌としている。ライコネンの残留は極めて微小で、現在、最有力候補にはGP2で活躍中のR・ハミルトンの名が挙がっている。他にもDTM上がりのG・パフェットの名前も挙がっているが、あくまでハミルトンが一番シートに近い。ロズベルグのウィリアムズ残留も決まり、P・デ・ラ・ロサのレギュラー昇格もまず無いだろう。
八百屋予想: F・アロンソ  R・ハミルトン

○ HONDA
 バリチェロに引退説が流れたが、これはバリチェロが
「R・パトレーゼの最多出走記録には興味が無い」
と出したコメントを、メディアが歪めて報道したもの。彼の本意ではないはずだ。よほどの何かが無い限り、来期もこのコンビが最有力。ディヴィッドソンのレギュラー昇格も無いだろう。
八百屋予想: J・バトン  R・バリチェロ

◎ ウィリアムズ
 昨日ドライバーラインナップも決まり、ウェバーの放出には驚いている。
 以前のエントリーで、八百屋はヴルツのレギュラードライバーは予見していたが、それはロズベルグが売られての昇格と思っていたので、ウェバーを放出してヴルツを起用するのは予想外だった。
 しかし、ヴルツには以前からF・ウィリアムズ、P・ヘッドも高評価を与えており、1年のテストドライバーの後にレギュラーへの昇格は"規定路線"だったとも言える。
 ウェバーは、シート探しが極めて難しくなった。最有力候補はレッドブルだが、あのチームも多くのドライバーがシートを狙っており、ウェバーの就職活動は困難を極めそうだ。
来期ドライバー決定!!: N・ロスベルグ  A・ヴルツ

○ BMW
 R・クビカのレギュラー昇格が目前に迫っている。と、言うのもドイツGPのジャック・ヴィルヌーブのクラッシュで、チームはヴィルヌーブの休養を発表。急遽、クビカをレギュラーに抜擢するアナウンスを同時に行った。そして、マリオ・タイセンは「今後もジャックが走るかどうかはわからない」と、意味深なコメントを残しており、このままだと、シーズン終わりまで前倒しでクビカをレギュラーに昇格させる仰天人事があるかもしれない。
 一方のハイドフェルドもこのところBMWの首脳の評価を落としており、R・シューマッハーとの電撃トレードもささやかれている。
 また、M・ウェバーもBMWに猛烈にアタックしてくる事態は用意に予想がつくので、大ドンデン人事もあるかもしれない。
八百屋予想: N・ハイドフェルド R・クビカ

○ トヨタ
 トゥルーリの残留も発表され、R・シューマッハーも来期も走る可能性は濃厚。チームとしては、トゥルーリを残留させたことでドライバーの環境の変化を嫌ったことをメディアに明言したようなもので来期もこのメンバーで走る可能性は濃厚だ。
八百屋予想: R・シューマッハー J・トゥルーリ

○ レッドブル
 D・クルサードは晴れて残留を勝ち取り、キャリアの最後をレッドブルで締めくくることになるだろう。
 今一番熱いとされている、レッドブルの2ndシート。レッドブルがルノーを手に入れた場合、漏れなくコヴァライネンがついてくる模様で(コヴァライネンがルノーのシートにすわれなかった場合)また、コスワースにスイッチすればウェバーがついてくる模様だ。今年、それなりに走っているクリエンの残留の可能性は極めて少なく、首脳陣もリウッツィを乗せたがっている模様で、クリエンは、トーロ・ロッソ行きか最悪テストドライバーに落ちる可能性もある。
 ポスト・モントーヤの後は誰か?レッドブルのセカンドシート争いは熾烈を極めそうだ。
八百屋予想: D・クルサード M・ウェバー

△ トーロロッソ
 N・ジャニが来期のF1シートの争奪戦から身を引いた模様で、最有力候補のジャニの脱落でトーロ・ロッソのシート争いも混沌としている。
 来期はRB2+フェラーリエンジンのレッドブルからの払い下げが濃厚で、ややもすればいくつかのサーキットではポイントを獲得できるかもしれない。
 リウッツィとクリエンのトレードでまとまりそうだったが、ここにきて、レッドブルのルノーエンジンの線も出てきたため、シート争いは混迷を極めている。
八百屋予想: S・スピード V・リウッツィ

△ MF1 
 オランダのロストボーイズと言う企業との買収話が決定したかに見えたMF1だが、実際はまだ本決まりの段階ではなく、真相は闇の中と言ったところだそうだ。
 MF1は先ほど、新エンジンのレギュレーションがチーム間で合意に至らなければ、コスワースV10を積む用意もあると、フライデー5でぶちまげて周囲の失笑を買っている。彼らとしては、それほど来期についての見通しが立っていないということを露見してしまったことになっている。
 チームは、"ドライバー付き"のエンジン供給を模索している模様だ。レッドブル宜しく、ルノーだったらゴヴァライネン、メルセデスならハミルトンと言ったところだ。しかし、実際に有名メーカーがMF1に力を貸すとは考えにくく、(メルセデスはMF1のBチームへの要求を呑めば、ハミルトン込みの貸し出しもあるかもしれない)来期も持参金ドライバー頼みになる可能性は極めて高い。 
八百屋予想:とっても高いスポンサーを連れてやってきたドライバー×2

○ SuperAguri
 あくまで、日本人ドライバー2人にこだわっていくスタンスのようだが、HONDAとの結びつきを考えるとそうも行かないようだ。
 2008年には、シャシーの払い下げが解禁されそうなので、そうすればSuperAguriとしては、HONDAのシャシーで戦いたい模様。ともすれば、HONDAの息のかかった外国人ドライバー、自ずとディヴィッドソンの起用の可能性が高まりそうだ。
 ただ、ディヴィッドソンはこのままの成績ではその案を拒否するかも知れないので、そうすればモンタニーが再び2ndドライバーに落ち着く可能性もある。
 全ては、今後の山本のドライビング次第と言ったところか。
八百屋予想: 佐藤 琢磨  山本 左近


いよいよ明日から、ハンガリーGP。
来期のシートを予想しつつ、目の前の頂上決戦に注目していきたいと思いまっす!! 


    
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by 5aday | 2006-08-03 22:54 | 2006 other issue
2006年 08月 03日
F1:"マス・ダンパー"論争の是非を問う
 明日からは低速テクニカルコースのハンガリーGPだが、今回はその前に大きな波紋を呼んでいる「マス・ダンパー論争」について少し取り上げてみたい。
f0058896_20341680.jpg

 今年のルノーRS26に標準装備されていた、マス・ダンパー。この、創造力を結集させた効果的なデバイスは、ルノーが先駆けて開発を重ね、その効用はラップ当り、コンマ2-3秒と推定されている。シーズン半ばに、その効果に着目したフェラーリも遅れて開発を始め数戦マス・ダンパーを使用したようだが、その効果がルノーのように認められなかったことから、フランスGPから使用を見合わせている模様。他チームもこれから開発に着手しようか、と言う状況の中、今回の1件は起こった。
(マス・ダンパーのテクニカルな記述については、ニックさんのブログのエントリーが非常に分かりやすく記述されていますので、そちらの方が間違いなく参考になります)
 まず、フランスGP終了後、FIAからマス・ダンパーは突如"レギュレーション違反"という烙印を押されて使用を禁じられた。これには、複数チームの"入れ知恵"とも言える密告にFIAが耳を傾けた結果だと報じるメディアもあるが、真意の程は定かではない。とにかく、シーズンも半分が過ぎたところでいきなり「使用禁止」の命令が下ってしまったわけだ。
 そもそも、なぜシーズンも半ばを過ぎた今頃に禁止命令が下るのか。レギュレーションというルールがあるにもかかわらず、シーズン中に判定が下るなんてちゃんちゃらおかしいと言わざるを得ない。
 "法は破られるためにあるもの"という、ちょっと皮肉った言葉もあるが、現在のF1の開発をめぐる攻防は、とどまるところを知らないラップタイム向上の抑制に必死のFIAと、少しでもタイムアップを果たしライバルチームを出し抜きたいコンストラクター側の、生き馬の目を抜くような熾烈な争いが展開されている。そんな複雑怪奇化している現状のテクノロジーを、条文だけで抑制しようとする為、これまたとてもファジーな表現が多くなり、解釈のしようによっては、どのようにも取れるような素人には分かりにくい条文が、レギュレーション・ブックを賑わせている。
 しかし、技術者たちはそのレギュレーションの解釈を逆手に取ったり、盲点を突いたりして色々なデバイスを開発し、禁止された経緯があるが、このマス・ダンパーに限っては、現状のレギュレーションでは、禁止するのは不可能とも思えるような、真っ当な発想と技術が折り込まれた、革新的なダンパーである(少なくともF1においては)。
 だが、FIAは全18戦のうち11戦が終了したフランスGP後に、マス・ダンパーの使用を禁止を名言。初戦から標準装備されていたマス・ダンパーはドイツGPから使用禁止となった。
(ちょっと古い話で恐縮だが、この経緯は○年のティレルのXウィングに少し似ていると八百屋は思う、あの時も他のチームが真似しだした矢先の突然の禁止だった)
 しかし、ルノー側としてはこの決定を納得できるはずも無い。開発の段階からこのデバイスについては、FIAに合法かどうかの照会を行っており、その時点での見解は「合法」。しかし、蓋を開けたどこか、蓋を開けて弁当を半分以上食べてから「弁当を食ってはいかん!!」と言われたのと同じ状況。どうにも納得できるわけ無く、ドイツGP時に、レーススチュワードに、マス・ダンパーを装備したRS26を持ち込み、再び合法かどうかの照会を行った。

 その結果はご存知のとおり
 「合法」。
 かくして、マス・ダンパー論争が巻き起こったのである。

 この判定を受けて、ルノーはハンガリーGPでのマス・ダンパー使用を名言。
 フェラーリはこのルノーの行為に訴訟行為も辞さない構え。
 FIAは、暫定的にハンガリーGPのみ「マス・ダンパー」の使用を認める裁定を下し、結論はトルコGP以降に持ち越しとなった。

 なぜ、このようなトラック外での「ドタバタ」が起きてしまうのか、甚だ疑問だ。
 更に問題なのは、FIAの見解とレーススチュワードの見解に大きな温度差があること。まさに、真夏と真冬のような両極の見解が、今回の問題に混乱の拍車をかけている。要は、それほど、レギュレーションの解釈には個人差があり、誰がどのように捕らえても仕方が無いような欠陥を含んでいる、と言うことを端的に表していると思う。
 
 八百屋の見解としては

■ 使用を始めて10戦も過ぎてから、禁止を宣言するのはおかしすぎる。せめて数戦のうちに合法か違法のジャッジを下すべきである。
■ とる人によって、解釈が十人十色に変化するようなレギュレーションは、欠陥であると言わざるを得ず、その盲点をついたデバイスはFIAは容認する"責任"がある。


と、思う。図らずしも、ドイツGPでルノーは大敗。同じMI勢でも、ライコネンばかりか、シーズン中不振にあえいでいたHONDAのバトンにも前を行かれ、トラブルが無ければウェバーにも前を行かれていただろう。事実上、シーズン初の大敗を喫している。
 ドイツGPの結果は、ルノーのマス・ダンパーが無かったからと言うだけでは説明がつかないと言う節もあるがそれにしてもこのような不条理な理由で禁止されて、結果が伴わなくなると、至る所から不平が噴出するのは当たり前である。


 シーズンも10戦を越えて使用を容認していたデバイスを、突如として禁止すべきではない。
 技術的開発の側面から考えても、このような裁定は、一部のチームに著しくアンフェアーであると言わざるを得ない。
 考えようによっては、FIAがルノーの独走を止める為の"演出"のように見えてしまって仕方が無い。
 たとえ、ルノーが独走しレースがつまらないものになったとしても、このような「合いの手」を入れるべきでは無いと思うし、
 フェラーリは、今年に限って言えばこの苦境を跳ね返すだけの技術力と結束力を有している。

 レースは、参加している者が盛り上げるものである。
 取り仕切っているものが盛り上げるべきではない。

 過去にも、トップチームを始め複数のチームを"いじめた"FIA。
 そろそろその過ちに気が付かないと、F1も大きな岐路に立たされるだろう。
 人や金や技術を大きく制限して、尚且つ人を呼べるようなエンターテイメントをFIAが、我々に提供できるとは到底思えない。
 自由主義経済の下の競争と言う言葉に"フェアー"という言葉は成り立たないのは分かったつもりで言わせてもらえば、せめて"レギュレーション上"では全チームがフェアーであってもらいたい。
 ルノーとフェラーリの"がちんこバトル"はハンガリーGPが見納めになるかもしれない。
 技術と発想の結晶"マス・ダンパー"は、路面のアンジェレーションの多いハンガリーでは、大いに効果を発揮するはずだ。
 両チームの威信をかけた争いに、注目したいと共に、曖昧な態度で多くの人間を翻弄するFIAに、警鐘を鳴らしたい。
(こんないち八百屋が鳴らしたってどうしようもないけどね…(^^ゞ)
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by 5aday | 2006-08-03 20:37 | 2006 other issue
2006年 07月 26日
F1:鈴鹿開催20周年プロジェクト参加!!
f0058896_23584356.jpg 鈴鹿が今年でF1カレンダーから消えるかもしれないというエントリーは以前にもお伝えしたとおりですが、そんな中、鈴鹿でのF1開催20周年記念プロジェクトが立ち上がったことを、kimi--F1さんのブログのエントリーで知り、八百屋も参加することにしました(^^ゞ

詳しくは、F1観戦塾さんのサイトをご覧になってみてください。

みんなで鈴鹿を盛り上げようっ!!(←決勝当日お前は仕事だろっ!!と言う突っ込みはナシの方向でお願いします(^^ゞ)
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by 5aday | 2006-07-26 23:59 | 2006 other issue
2006年 07月 10日
F1:【号外】モントーヤ、NASCARへ転校、もとい転向!?
■ モントーヤ、NASCARへ転向…F1-Live.com

■ 「早くNASCARに乗りたい」とモントーヤ。F1最終戦の翌週にデビューか?…AUTOSPORT web



え゛え゛え゛え゛ーっ!!

また稀代のキャラが1人F1からいなくなるぅ(涙)

なんで赤牛ぃ、シートやらなかったんだよぉ(号泣)



でも、実力社会だから仕方ないのかなぁ…クスン
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by 5aday | 2006-07-10 22:10 | 2006 other issue
2006年 07月 08日
F1:【号外】鈴鹿、F1存続の危機か!?
■ 鈴鹿サーキットでのF1グランプリ、絶望的か…nifty F1ニュース

 驚きです(゜∇゜ ;)
 F1カレンダーの中でも興行的に「成功」の部類に入るはずの鈴鹿が、2007年からの開催がどうやら難しくなったようです。
 思えば、ティルケを招聘し、コースをデザインさせて、トヨタの根回しをかまして日本GPのバッジを鈴鹿から強奪した感のある富士スピードウェイ。ただ、このときは八百屋としては、「どうせパシフィックGP」かなんかで鈴鹿で開催されるだろう、とタカをくくっていたんですが、ところがそんな甘い話ではなかったようです。
 どうやら、エクレストンやモズレーの視線は、ロシアやUAEに注がれているようで…やはりSuperAguriの参戦でJAPANマネーがF1に転がり込んでくると踏んでいたのに、思ったほど潤わなかったから、日本には背を向けてしまったんでしょうか?
それよりも、ロシアやUAEで開催した方が経済効果が見込めると言うことなんでしょうか?
この思惑は何とも解りませんが、我々日本人としては87年から続いてきた、秋口開催の日本GPin鈴鹿サーキットが見られなくなるのは素直に寂しいです…

 あと、もう一つ小さな話題を。


■ 予選最終ピリオドが5分短縮へ…F1-Live.com
 


(*¨)(*・・)(¨*)(・・*)ウンウン。妥当な判断だと思います。
第3ピリオドの20分の内の10分強は、ただ走っているだけですからね。いやチーム側としては決勝を睨んだ入念な予行練習らしいですが、我々見ているほうとしては、正直退屈でした。
 どこぞやの環境団体からもクレームがつくくらいですからもっと早く改善すべきでした。
 ポールを狙いに来るチームには、やや1stスティントのガソリン搭載量が減るという状況になりそうですが、レースのスケジューリングにそれほど大きな影響は無いかと…ん?そうでもないかな…5分だから3-4ラップ分ンくらいですかね。どうでしょうか。
ただ、悪い話ではないと八百屋は思いますです(^^ゞ
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by 5aday | 2006-07-08 22:12 | 2006 other issue
2006年 07月 08日
F1:来期はどのチームがどのエンジン???(その2)
 1回のエントリーでまとめる予定だったこのねたですが、いつもの癖で、長々と書いてしまった為、チームごとに分けることにしてみました。
 その方が長くなっても1チームだから読みやすいですよね、と言うことで…(苦笑)
 今回は、プライベーターの古豪、ウィリアムズを取り上げます。
(エンジンメーカーの横についている?は数が少ないほど確実視されている噂、数が多いほど事実無根な噂となります)


■ ウィリアムズ   来期使用予定エンジン:トヨタ(レクサス)?
 今シーズン当初から、ウィリアムズの来期のエンジンはトヨタで決まり、と言う噂が流れていた。開幕時にコスワースと組んで好調なパフォーマンスを発揮していたにもかかわらず、である。
 流石はフランク・ウイリアムズとパトリック・ヘッド。二人合わせてニ百戦錬磨のこの猛者たちは、決して現状に満足することなく、常に5年先を見据えたチーム作りを展開している事実が、このチームを長きに渡りトップチームに君臨し続けている所以だろう。
 しかし、シーズンが進めど進めど、トヨタとのコンビ結成の発表は無かった。もうすぐ発表、このレースで発表、と言った論調がその内、怪しくなった、白紙に戻る、と言った論調に変わり始め、しまいには「ホンダがウィリアムズに供給か?」という噂まで出始めた。
 ただ、残念なことにウイリアムズ・ホンダが再結成される可能性は極めて低い。この物別れに終わった2社は相当に遺恨が深く、既に20年の歳月を経た現在においても、両者の溝は深いままだという。この噂は、一向にまとまる気配の無い商談に業を煮やしたウイリアムズ側が流した「デマ」というのが、パドックの見解だ。欧米ではこのような交渉を有利に進めようとする為にゴシップを流す手法は珍しい話では無い。今回の1件もそうした背景があった模様だ。
 紆余曲折を経て、どうやらこの2社は基本的な合意を取り付けたようである。あと、細かい細部を煮詰めた上で、世間に公表という運びになりそうだ。
 さて、この2社との間で協議が難航していたのには、両者の言い分に相当の食い違いがあったからである。中でも

"エンジンを同等のものを供給してもらいたいウィリアムズ側と、型落ちを供給したいと言うトヨタ側"

の言い分は、どちらも相譲らない泥沼の協議へと発展していった。しかし、その協議も、「トヨタの成績不振」から思わぬ方向へと展開していく…
 今期、初の優勝を目指していたトヨタにとってここまでの成績は失望以外の何物でもなかった。彼らとしてみても、少なくともトップ4には残れる自負があっただろうだけに、この7位と言うポジションは相当ストレスもたまるものだろう。しかも、彼ら自身このような不振を極めるようなリザルトしか残せない事を予測しているはずも無く、トヨタは自身の技術力に絶対の自信を持ち、ウィリアムズとの交渉にも「型落ちエンジンしか譲れない」と言う主張を貫き通した。
 彼らが型落ちエンジンしか供給しないと言って聞かなかった背景には、本家トヨタワークスが、ウイリアムズ・トヨタに抜かれるのを非常に恐れていたからだ。今年は、ウィリアムズは厳しいシーズンを過ごすだろうという大方のパドックの見解を他所に、開幕戦で新星ニコ・ロスベルグが素晴らしい走りを見せて、チームはW入賞!!今あるパッケージを最大限に活かす「ウイリアムズ流」の手腕に、トヨタ陣営は恐れをなしてしまった。よって彼らは頑なに、型落ちスペックの供給にこだわり続けたのである。
 ところがシーズンが進むと、トヨタの成績不振が一時的でないことが明らかに。ガスコインの更迭を始め、トヨタ陣営は開発の方向を見失い迷走してしまう。そして、モナコより登場させたBスペックが現状の問題点を解決できるポテンシャルが無いことを悟ると、トヨタは方針を一転させた。

"ウィリアムズとシャーシを中心とした技術提携を申し込む"

 世界のトヨタが、恥をしのんで腹をくくった瞬間だった。
 これに気を良くしたウィリアムズは、同等スペックのエンジン供給の取り付けに成功。技術提携を武器に、エンジンの使用料をこぎり、約11億円で供給契約に取り付けたとされている。ちなみに今年MF1がトヨタに支払ったエンジン使用料は約36億。わずか1/3の金額で同額スペックの使用を承諾させた、ウィリアムズの手腕には恐れ入る。
 トヨタ陣営としては、今年の成績を厳粛に受けとめ、来期仮にウィリアムズに成績の上で追い抜かれれても致し方なし、という腹をくくった模様だ。現状、大きくパフォーマンスを落としている理由をトヨタ陣営が見つけられず、ホンダの様に悶々とするのではなく、恥を忍んで他チームに助けを求めることで活路を見出す…この方針の転換の素早さは流石トヨタと言わざるを得ないだろう。

"聞くは一時の恥、聞かずは一生の恥"

まさにこの諺を体現したトヨタ。彼らが来期以降、大きくポテンシャルを上げてくる可能性はきわめて高い。
 そして、ウィリアムズにしては渡りに船。強力なエンジンにトヨタのデータを共有できるおまけまでついた彼らとしては、トヨタエンジンを片手にまたしてもトップチームに上り詰める準備を着々と進めている。
 尚、皆さんもご存知と思われるが、ウィリアムズに搭載されるトヨタエンジンには「レクサス」のバッヂがつく可能性が極めて高いことを付け加えておく。
 北米では大成功したレクサスブランドだが、欧州では価格も機能も中途半端だったため、殆ど受け入れられずにいる。このレクサスのブランドイメージ巻き返しのため、ウィリアムズが躍進してくれることは、トヨタ本体の業績にも少なからず寄与してくれると最終的に上層部も見込んだのだろう。
 両者の思惑が絡んだ、エンジン供給は、まもなく公の場でも発表予定である。
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by 5aday | 2006-07-08 21:22 | 2006 other issue
2006年 07月 07日
F1:来期はどのチームがどのエンジン???
 久々F1ネタで恐縮です(^^ゞ。
 さて、来期のドライバー人事も気になりますがそれは以前にも取り上げたので、今回はプライベーターが来期どこのエンジンを使うのか、予想してみたいと思います。
 もうはっきり決まっているチームもあれば、まだまだうわさが駆け巡っているチームもあり様々ですが、オールインワンのチームを除くプライベーターに焦点を絞って考えてみたいと思います。
(エンジンメーカーの横についている?は数が少ないほど確実視されている噂、数が多いほど事実無根な噂となります)


■ マクラーレン   来期使用予定エンジン:メルセデス?
 ?マークをつけるまでも無く、このチームの来期のエンジンはメルセデスV8で決まりである。よって、このチームは取り上げるまでも無いはずだが、ちょっとした「仰天プラン」を耳に入れたのでご報告までに。
 実はここ数年、チームオーナーのロン・デニスのF1参戦意欲が著しく減退しているのは周囲の事実。本人も「あと10年も現場にとどまることは無い」と公言しており、その去就は密かに注目されている。
 そして、このチームオーナー亡き後、このチームを乗っ取ろうと考えているのがメルセデスグループ。マクラーレンをそのまま買い取って、メルセデスのワークスチームとしてF1に参戦するプランは誰もが知っている話だ。
 それではそのプラン、いつ実現すのか?と、言われると実は「来年から」と言う可能性がかなり高かったのだ!!
 実は、ロン・デニスは今年でメルセデスにチームを売り渡そうと考えていた。
 そうすると彼の関心事は「自分のチームがいったいいくらで売れるか」と言うことだった。それには、チームの戦闘力が高く、尚且つワールドチャンピオンを獲るスキルを有するドライバーを抱えておくことである。
 ロン・デニスは水面下で、ミハエル・シューマッハーの獲得に動いていたことは、多くの人間が知っている。ミハエルにその気が無かった為、この話はお流れとなったがミハエルを擁して、チーム状態を高めれば、メルセデスは喜んで高値でチームを買い取ってくれる、それはドイツ企業であるメルセデスとしても喉から手が出るほどのプランであり、ミハエルつきのチームなら、多少大枚をはたいてもチームを買い取る用意があったと言う。
 しかしその花葉が現実的で無いことを悟った策士ロン・デニスは次なるターゲットを「フェルナンド・アロンソ」に絞ったのだ!!
 ロン・デニスはこの若手のホープに言葉巧みに近づき、言葉は悪いがまんまと言いくるめて、フラビオに知られること無くマクラーレンの契約書にサインさせることに成功!!2007年から、彼がマクラーレンのドライバーになることが確定した。
 次にロン・デニスが考えたことは、ルノーへの陽動作戦。シーズンオフにいきなり来期の仰天人事をぶちまげ、ルノーの調和を乱そうとした。そして、2005年の「壊れるけどずば抜けて早い」マシンに信頼性を与えることで、2006年はシーズンを席巻。晴れてドライバーズ+コンストラクターズタイトルを手に入れ、アロンソ擁し、意気揚々とチームを売り渡す、「予定」だった。
 しかし現実はそうはうまく物事が運ばない。
 まず、マクラーレンの競争力が大きく落ちてしまったこと。これが大きな誤算だった。昨年はポテンシャルナンバー1だった車も、今年はどう甘く見積もってもルノー・フェラーリに次ぐ3番手の印象。時折早さは見せるものの、昨年のように最後尾からでも表彰台、といった豪快なパフォーマンスは影を潜めてしまった。
 そして、期待されたルノーの内紛は起きず。アロンソ+フラビオも流石プロ。胸のうちにはどのような思いがあるかわからないが。表面上は2人とも「プロ」として仕事を続けており、ルノーのスタッフもそれに動じることなく見事な仕事を続けている。
 残念ながら、彼がF1から身を引くのにはまだまだ時間を要するだろう。彼がチームを二束三文で売り飛ばすと言うのなら話は別だが…それは考えられないだろう。
 来期も、マクラーレン・メルセデスで参戦することが確実な情勢。ドライバーがアロンソと誰になるかが現在のパドックの関心事だが、それはまた別の機会に述べるとしたい。
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by 5aday | 2006-07-07 20:27 | 2006 other issue
2006年 06月 08日
F1:【号外】山本左近、SuperAguriから参戦「か」!?
■ 山本左近、イギリスへ! 今週末のF1イギリスGPデビューは確定的…AUTOSPORT


 まだ確定でもなんでもない未確認情報に飛びついて、自論を展開するのはものすごく悩みましたが、やはり日本人がらみと言うことで、取り上げることにしました。^^ゞ。

 
 井出のライセンス剥奪以降、モンタニーがSuperAguriのナンバー2ドライバーに納まっていましたが、やはり亜久里代表のオールJAPANのこだわりは強いらしく、かねてから噂されていた、山本左近の起用がかなり現実味を帯びてきているようですが…


 ここで気になることが。


○ 山本左近にスーパーライセンスは降りるのか?

 これですよね。経歴調べればさして大きな活躍をしているとは言えない左近。F1はジョーダンからテストドライバーとしての経験を有しているが、これでスーパーライセンスの発給が認められるのか、クエスチョンだ。もっとも渡英したと言うことはその辺の問題はクリアされていると言うことなのかもしれないが…


○ 井出同様、経験の問題は?

 前述のジョーダンのテストドライバーと内容がかぶるが、やはり大きくF1ドライバーとしての経験が不足しているのは事実だろう。ドイツF3、ユーロF3に参戦経験を持っているので全てのサーキットが初めて、ということはないだろうが、ここ数年は活躍の場が日本を中心になっていることもあり、経験の問題が大きく取り上げられる可能性は小さくないだろう。


○ 日本人=危険なドライバー!?のイメージ

 佐藤琢磨は、04年シーズン、アグレッシブなドライビングと、USAGPの3位表彰台でぐっと評価を上げたことは記憶に新しい。しかし一方で「危険なドライバー」「焦りすぎ、落ち着きがない」などの評価も少なくない。事実、05年シーズンはチームの不調も重なり結果が出ないまま、接触やコースアウトのシーンが多く、04年に勝ち得た評価を地に落としてしまったと捕える向きも少なくない。
 そして今年、井出の経験不足から来るラップタイムが極端に遅いこと、それからサンマリノGPでのアルバースとの接触…日本人のドライバー評価は今、非常に厳しい状況である。ここに、表向き大人しく走っているモンタニーに替わって左近が乗り込むことになれば、その責任は事の外重い。今後の日本人ドライバーの進路を左右しかねない状況なのだ。そんな大きなプレッシャーがある中、左近を乗せてしまっていいのだろうか?(補足:左近がドライバーとして駄目と言っているわけではありません。オフにテストを積ませて、それなりの経験を積んでデビューさせるべきでは?と言う意味です(^^ゞ)


○ 亜久里代表のオールJAPANへのこだわり

 亜久里代表のオールJAPANへのこだわりは日本人としてはぐっと来るものがあるが、日本人以外のメディアの反応は実に冷ややかだ。今回の左近のドライビングは、かねてから亜久里代表がメディアに語っていたものであり、左近側もずっと調整していたのは公然の秘密であった。
 しかし、参戦1年目にして周囲の風当たりも強く、何より結果が求められているこの状況で日本人2名のドライバーにこだわりを持ち続けることは、少々危険、いや非常に危険だともいえると思う。
 それは、日本人ドライバーの評価、そしてチームSuperAguriの評価を地に落としかねないこだわりなのだ。八百屋も参戦当初のSuperAguriをすごく嬉しく思ったし、エールをこめて好意的な文章を綴って来たが、風向きは明らかに変わってきつつある。やはり、チームの代表たるもの周囲の空気を読むことはきわめて重要。チームの存続のためにも、適切な判断が求められているような気がしくなもないが…果たして。



 普通に考えれば、日本人のチームに日本人が乗る事はとても喜ばしいのだが、今回ばかりは状況が状況なだけに素直に喜べない(;ーωー。まだ決定事項ではないので、こんなズラズラ書くのもどうかと思いましたが、やはり気になったのでついつい(^^ゞ

 事態が悪い方向へ転ばないことを心から祈るばかりです…
 
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by 5aday | 2006-06-08 00:03 | 2006 other issue
2006年 05月 11日
F1:第6戦スペインGPが前半戦最大の山場となる理由
 井出有治の件で非常に不愉快な思いをしているが、ここは気を取り直して、今週末に行われるスペインGPについて、ちょっと触れておきたい。
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 F1ファンにとっては、毎レース毎レースが山場なのは言うまでもないが、この第6戦のスペインGPは間違いなく前半戦最大の山場となると八百屋は踏んでいる。その理由を、3つのキーワードを軸に展開していきたい。


□Point-1 アロンソの地元 スペイン

 言わずもがな、アロンソの地元スペインでのレース。開幕5戦の優勝者は、初戦から順にアロンソ-フィジケラ-アロンソ-ミハエル-ミハエル。ここ2戦アロンソは、優勝から遠ざかっている。しかも内容的にも完敗ときている中での、アロンソが優勝から遠ざかった3戦目がスペインの地での開催となる。アロンソも地元でもあり、ここで優勝をして、勢いを取り戻したいところだ。しかも、去年はライコネンに完敗している「屈辱」もある。
 一方のミハエルとしても、3連勝でチャンピオンシップの流れに乗っていきたい。3連勝することで、フェラーリの完全復活を印象付けたいのと、敵地で優勝を決めることでアロンソに更なる心理的ダメージを負わせたいところだ。アロンソを精神的に追い詰めるためにも、ミハエルのここでの優勝は大きな意味を持つだろう。
 そして、もう1人のチャンピオンシップ候補、ライコネンにも注目だ。今年はここまで優勝ゼロ。チームの稚拙なストラテジーに足を引っ張られ、悩めるアイスマン、目立った活躍こそないが、どっこいライコネンは今のところ現状狙いうるだけのポイントはマレーシアGPでリタイアした以外は獲得しており、なんとかアロンソとの差も20ポイント程度に踏みとどまっている。後述するが、ここはマクラーレンが常々得意としてきたサーキット。ストラテジーを誤らなければ、ルノー・フェラーリとも互角に近い勝負が挑めると踏んでいる八百屋。正直ここでも離されると、ライコネンのチャンピオンシップは極めて厳しいものとなる。背水の陣で、ルノー・フェラーリに挑みかかり、何とかアイスマンの優勝を期待したい八百屋でもある。八百屋は予想。スペインこそはライコネンが来る!!(と思う(^^ゞ)


□Point-2 マシンのバランスが問われるカタロニア・サーキット

 第6戦、スペインGPは1991年からお馴染みのカタロニアサーキットで開催される。例年ウインターテストでも、ここでテストされるケースが多いのは、このサーキットの特性がありとあらゆる要素のコーナーを擁していながら長いホームストレートもあり、ホントに「トータル・バランス」が問われるサーキットだ。前述したように、このコースは例年、抜群のカーバランスを誇るマクラーレンが得意としてきたコース。今年もその流れは続いているのか、それともルノーか、フェラーリか。車だけのバランスで考えれば、若干ルノーに分がありそうだが、それも蓋を開けてみなければわからない。スペインGPのリザルトは、そのまま2006年序盤の各チームのポテンシャルが測れるレースと言っても過言ではないだろう。
 もちろんその序列は全てのチームに当てはまる。ルノー・フェラーリ・マクラーレンだけでなく、第2集団、未だ混沌としている、トヨタ・ウイリアムズ・BMWザウバー・レッドブルの本当の実力がわかるとも言えるだろう。
 2006年現時点で、1番バランスのいい車はどれか?そんな疑問に答えてくれる、格好の場がこのスペインGPカタロニアサーキットである。


□Point-3 全チームがテストデータを豊富にそろえたサーキットでのグランプリ

 前述したとおり、合同テストはじめ複数回のテストが行われているカタロニア・サーキット。チームによってばらつきはあるものの、押しなべて各チームこのサーキットに関するデータは揃っているものと思われる。上位チームの中で、やや不利があるとすればフェラーリ。ウインターテストは軒並みイタリアの国内でのテスト(ムジェロ等)が殆どでカタロニアでのテスト回数はやや少ないか?
 そして、このテストデータはタイヤメーカーにもそのまま当てはまる。BSvsMIのタイヤ頂上決戦最終章もテストデータが豊富なこのサーキットでは、各チームにベストなタイヤを供給できるだろう。ニュルでルノーがフェラーリに負けたのは、MIが用意したタイヤがチームが要求していたタイヤよりも硬かったのが理由とされている。
 今回は余程の気象の変化がない限り、両陣営ともベストなタイヤが用意できると推測される。豊富なテストデータを背景としたガチンコレース、スペインでは最高の戦いが楽しめそうだ。


以上が、八百屋が今年最も注目するグランプリだと推す理由である。色々なファクターが詰まったこのグランプリも、いよいよ明日から始まる。最近ますますフリー走行でのタイムが当てにならなくなってきているが、そんな中でも今までの戦績を頭に入れながら、あれこれ想像したい。
八百屋予想はライコネン!!(期待込み!!あとストラテジーが重タンでないことが条件)とにかく彼が来ないと、チャンピオンシップは盛り上がらない。アロンソ、ミハエル、そしてライコネン。役者が揃ったレースを今回こそは期待したい!!

追伸:HONDA(←あ、最後に出しちゃった(^^ゞ)の名前を出さなかったのは、皆さんがご想像するとおりです。また、毒吐きそうなんで、敢えて避けました(^_^;)


 
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by 5aday | 2006-05-11 21:13 | 2006 other issue