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2006年 08月 05日
サッカー:オシムが新生日本代表を発表!!
8/6 17:30 追記

 昨日、追加の5名のメンバーの発表がありました。
 これで、押しなべて18名が選ばれたことになります。
 
 何故、一気に18名発表しなかったのか?
 非常に疑問が残ります。
 先に発表した13名は特別扱いと言うことなんでしょうか?
 いきなり、そのような特別待遇してしまっていいのでしょうか?
 何とも不可解です。

 あの13名は恐らくそのまま、アジアカップのイエメン戦にも呼ばれるだろうし、この5名は呼ばれない公算が高いと思います。
 でも、呼ぶなら一気に呼んだらいいじゃないのか?
 そう思わずにはいられません。

 後、金曜の夜、TBさせていただきながら多くの方の、オシム関係のブログを拝読させていただきました。
 論調は、浦和のメンバーの多さの指摘と、何故13人なのかを問題提起しつつも、おしなべてオシムに好意的な物が多かったように思えます。
 13名しか召集しなかったのは、JFAに対する毅然とした態度、と評していた方も少なくありませんでした。

 JFAに対して毅然とした態度で臨む態度は必要だと思います。それはある意味当然であって、なあなあではいけない。
 しかし、それが13名しか呼ばないことで、それを表そうとするのは実におかしいことだと思います。今は、チームの基礎を作らなければいけない。気になる人はどんどん呼んで、交代枠いっぱい使って、新しい流れを作っていく必要がある。オランダの、ファン・バステンがとった手法が今、日本には必要じゃないかと思うんですね。
 でも、それなのに13名しか発表しないのは、自分の首を絞めているようにしか思えないし、尚気になるのは、その後5名の追加召集が「翌日」発表されたこと。
 いい流れでは無いと思います。ジーコがやったような失敗は、オシムには犯してほしくない。特別待遇ナシの、全員ゼロからのスタートで見てもらいたい。そう思います。

 浦和の6名+1名の召集は、現状を考えれば当然だと思います。浦和の選手は、優秀な方が多いしドイツ大会に選ばれて然るべき人もいた。別に偏っているとは思えません。ただ、リーグ戦との日程との両立は大変だと思いますが…
 
 アンチ・オシム的な論調なので、批判も覚悟しますが、やはり八百屋的には日本代表の将来が心配です。結果を見るまで、このような論調は展開すべきでないと思うんですが、スタイルは違うとは言え、ジーコのときとあまり大差がないような気がして、同じ過ちにならなければいいなぁと思わずにはいられません。
 取り敢えずは、トリ・トバ戦をじっくり見てみたいと思います。


(これより下の文章が、8/5にアップした内容です)


サッカー:オシムが新生日本代表を発表!!_f0058896_0255416.jpg
 遅れに遅れて、漸く新生オシムJAPANのA代表が発表になった。
 まず、メンバーを見てもらい、そこから2-3点話をして見たい。

GK:
川口能活(磐田)
山岸範宏(浦和)

DF:
三都主アレサンドロ(浦和)
坪井慶介(浦和)
田中マルクス闘莉王(浦和)
駒野友一(広島)

MF:
田中隼磨(横浜FM)
今野泰幸(FC東京)
長谷部誠(浦和)
小林大悟(大宮)

FW:
我那覇和樹(川崎)
佐藤寿人(広島)
田中達也(浦和)

■ トリ・トバ戦 メンバー発表 オシム監督記者会見の模様


就任して間もなく、まだ結果も出てないのにうだうだ言うのは失礼かと思ったが、結果がでる前にうだうだ言って、結果が出てからもうだうだ言うのがこのブログの趣旨(?)なので、今回も言わせてもらいたい。

◆ 何故小野を呼ばないのか?

 このメンバーをはたと見てまず違和感を感じたのが、柱となるゲームメーカーがいないこと。A3絡みで、千葉・G大阪・鹿島が呼べなくとも浦和の小野がいるはずだ。彼は今コンディション不良にあるらしいが、怪我をしているわけではないので呼んでもいいのではないかと思った。なるほど、走れる選手は増えているが、その反面ゲームメーカーに乏しい…ジーコJAPANと、全く逆の展開だ。大丈夫なんだろうか…緻密なゲームプランが用意されているのだろうか…


◆ 何故13人なのか?

 チーム構成の主たる前述した3チームが呼べないという事情もあり、やや遠慮しているのかもしれないが、何も13人じゃなくともいいじゃないか。経験積ませるためにも、枠はフルに使ってもらいたいものだ。別に新生日本代表お披露目会ではない。4年後に向けたチーム構築は始まっている。今回だけ呼んで、次のイエメン戦に10人以上呼ばなくとも全く問題ない。枠はいっぱいに使うべきだ。少なくとも今の段階は…。いろいろな発見があるかもしれないのに、それを放棄してしまうのはどうかしている。


◆ A3の日程はわかっていたはずなのに何故、この日程で親善試合を組むのか?

 これは、オシム監督の問題ではないがA3の日程とかち合い、満足にメンバーが呼べないのもわかっていながらこの日程を組んだJFAはどうかしていると思う。相手も、何故トリ・トバなのか?恐らくこの日程で都合のつくチームは少なかったと思うが、相手の選定について明確なビジョンも無い。
 頼むからジーコの時と同じような過ちは繰り返さないで欲しい。国際親善試合は、大事な試金石なのだ。日程も相手も、充分考慮したうえで選定してもらいたい。
 今後の日本代表に役立つ相手を選んでほしい。負けまくってもいいじゃないか。負けから学ぶものは大きいし多い。それを今後に生かすかどうかは監督次第だ。


 と、まあ疑問点はまだまだ尽きないが、今回大きく疑問に思ったのはこの3つ。
 気になるメンバーを見れば、大宮の小林大悟あたりの選出は、なるほど!!と思わなくもないが、GKが川口だったりするのは大いに疑問だ。結局何を基準に選ばれたのかが理解できず、オシムも
「絶対的な基準は、日本人であるということだ」
と言う、お寒い受け答えをしていたが、本当にそれしか満たされていない選考基準だ。
 そもそも、メンバー発表も遅れ、本当に大丈夫なのか、不安で仕方が無い新生オシムJAPANだ。
 もう、勝てばなんでもいいと言う時代は終わった。
 内容がこれからは問われるだろう。

 オシムは、サッカーにメッセージをこめることが出来るのであろうか?
 走りきるだけで勝てる時代はもう30年くらい昔の話だ。
 内容のある、ゲームプランのしっかりしたサッカーを期待したいものだ。


 

by 5aday | 2006-08-05 00:52 | サッカー日本代表


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