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2006年 05月 06日
F1:第5戦ヨーロッパGP予選 アロンソ敵地で今季初PP!!
P. No ドライバー チーム - エンジン タイヤ タイム 平均速度/Gaps
1. 1 F.アロンソ ルノー M 1'29"819 206.335 Km/h
2. 5 M.シューマッハ フェラーリ B 1'30"028 + 0'00"209
3. 6 F.マッサ フェラーリ B 1'30"407 + 0'00"588
4. 11 R.バリチェロ Honda M 1'30"754 + 0'00"935
5. 3 K.ライコネン マクラーレンメルセデス M 1'30"933 + 0'01"114
6. 12 J.バトン Honda M 1'30"940 + 0'01"121
7. 8 J.トゥルーリ トヨタ B 1'31"419 + 0'01"600
8. 17 J.ビルヌーブ BMWザウバー M 1'31"542 + 0'01"723
9. 4 J-P.モントーヤ マクラーレンメルセデス M 1'31"880 + 0'02"061
10. 9 M.ウェバー ウィリアムズコスワース B 1'33"405 + 0'03"586
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11. 7 R.シューマッハ トヨタ B 1'30"944
12. 10 N.ロズベルグ ウィリアムズコスワース B 1'31"194
13. 2 G.フィジケラ ルノー M 1'31"197
14. 14 D.クルサード レッドブルフェラーリ M 1'31"227
15. 16 N.ハイドフェルド BMWザウバー M 1'31"422
16. 20 V.リウッツィ トロ・ロッソコスワース M 1'31"728
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17. 15 C.クリエン レッドブルフェラーリ M 1'32"901
18. 19 C.アルバース ミッドランドトヨタ B 1'32"936
19. 21 S.スピード トロ・ロッソコスワース M 1'32"992
20. 18 T.モンテイロ ミッドランドトヨタ B 1'33"658
21. 22 佐藤琢磨 SAF1 Honda B 1'35"239
22. 23 F.モンタニー SAF1 Honda B 1'46"505

結果については、F1-Live.comを参照

備考:ウエバーとロズベルグはエンジン交換のため、10グリッド降格。


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(↑うーん、TOYOTAの文字が寂しい。まさに「霞んで」います)
 第5戦ヨーロッパGP公式予選。
 第1ピリオドで赤旗誤表示に始まるタイミングモニターのトラブルなんかもあったが、それも忘れるほど今回は見応えのある予選となった。
 ちなみに八百屋は、FP3もCSで観戦。都合によりアップしなかったが、FP3後の予選予想は、

ダントツトップ:フェラーリ
第2集団:ウィリアムズ マクラーレン ホンダ(ホンダは予選のみ) レッドブル ハイドフェルドでトップ10争い
ルノーは恐らく空タンクアタックやっていないので実力測れないけど、恐らくフェラーリには敵わないが、第2集団よりは前。
第3ピリオド通過タイム:32秒切れればOK
第3ピリオドトップタイム:30秒真ん中あたり

と、予想していた。
アップしなくて良かった…(^_^;)


 気温21度、路面温度39度。予想以上に暖かくなった、ニュルブルグの週末。天候もグランプリウイークはどうやら穏やかに推移しそうだ。トヨタ、ホンダとしてはタイヤファクターによる『惨敗』は免れそうな気配だ。
 FP3の走りや車の挙動を頭に入れつつ見つめていた第1ピリオド。トップチームはフェラーリを除いて予想以上に本気で走っていなかったことが明らかになる。
 第1ピリオドは残り3分28秒で赤旗の誤表示が出るアクシデント。ここで、コントロールラインを通過したヴィルヌーブのタイムが1時無効になったり(最終的には有効で確定)、赤旗でピットに呼び戻す車が数台見られ、第1ピリオド終了後も、なかなか確定順位が出ずに大混乱。第2ピリオドも、異例の遅れてのスタートとなったが、結局ほぼ決まった面子が第1ピリオドで姿を消した。八百屋好予想のレッドブルは、あっさりクリエンがここで姿を消す。この時、トップチームは殆ど本気で走っていなかったことが明らかとなり、あらためて駆け引きの凄さを思い知らされる(^^ゞ
 第1ピリオドでの気になる点は、SuperAguriからデビューのモンタニーはマシントラブルでアタックできず、タイムの比較は出来なかった。ちなみにFP3では、モンタニーが琢磨を抑えていたが、これは役割分担で琢磨はレースペース担当、モンタニーは空タンク担当だった模様(タイムの出し方から予想)。最後琢磨も空タンクでの予行練習を行ったが、ずーっと走っていたモンタニーには敵わなかった、と見ている。しかし、モンタニー、速いです。
 MF1は、予選重視のタイヤを使用している模様で、SuperAguriとFPでは僅差から、QSでは大きな差が付いた。しかし、FPでの僅差は、SuperAguriがエクストラソフトを履いたから、と言う情報もあり、なかなかSuperAguriもMF1には追いつけそうで追いつけないようだ。

 第2ピリオド。
 またやっちゃったのはフィジケラ。
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 ピリオド終了後、文句を言っても時既に遅し。チームも含めて、クリアラップを取れるようにするのは永遠の課題。ヴィルヌーブもアタック中だったため、譲るのは難しいかと。もっとも、ヴィルヌーブだったということが、フィジコにしてみれば運が無かったといえなくもないが。

 そして、ドイツ人驚きの3人脱落。
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 まず、ニコ・ロズベルグ。FP3の走りはまずまずだったので、トップ10に残るかと思いきや、思ったほどタイム伸びず。まあ10グリッド降格なので仕方ないのかな?

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 そしてラルフ。FP3で31秒3を出し3番手。しかし、第3ピリオドの当確ラインは30秒8でした。本人愕然。そして、FP3までまごついていたトゥルーリがしっかり第3ピリオドに駒を進めていたので、なおショックか。

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 最後は、今回八百屋大注目のハイドフェルド。しかし、第2ピリオドのタイムは思いのほか伸びなかった。こちらも相方ヴィルヌーブがしっかりトップ10入り。地元なだけにショック大きそう。ヴィルヌーブはしてやったり!?
 第2ピリオドは、10位から14位までのタイムがコンマ4秒差の大激戦。最近このトップ10入りを目指すタイムの僅差の勝負が非常に見物になっている。

 第3ピリオド。
 ここは、フェラーリが圧勝すると思っていた。
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 フェラーリFP3でも、コースインでいきなり33秒台でトップかと思えば、〆は空タンクで30秒台と驚異的な速さで周回。29秒台に入る実力もありそうだったが、何とセクター3で思ったほどタイムが伸びず、ミハエル2番手、マッサ3番手。しかし、セクター1ベストは細かいコーナーが速い証拠。そして、FP3はストレートスピードラインが異常に速かったので、予選でセクター3が伸びなかったフェラーリは恐らくガソリン積んでます。そして、積んでもルノーについて行けると踏んでの重タン作戦でしょう。車のポテンシャルに自信が出てきたのか、昔のような「魔法のストラテジー」がこれから炸裂しそうなフェラーリ。決勝はかなり期待が持てそうだ。
 一方のアロンソは多分、FP中、三味線弾いて実力を隠していたんだと思われる。しかし、フェラーリが思いのほか強いので、ガス軽めでポールを獲りに行ったのだろう。フィジケラの援護が全く期待できない今回。とにかく、予選は前のほうに居座り、なるべく中段に巻き込まれずレースを終えて、現実3位狙い。2位なら上出来作戦に切り替えたものと思われる。クレバーなんだろうけど、ちょっとカタ過ぎるような…マネージメントもレースですけどね。ええ。
 ほか、気になるのはライコネン5番手。メルセデスのニュースペックエンジンの投入は見送られた模様で、このレースもどうもコンサバ作戦の予想。まだ、フェラーリ・ルノーと互角に勝負できる車じゃなさそう。やはり、一発のタイムが出にくい車なのか?
 ホンダは2ストップ予想ですが、これで3ストップなら今年はトップ4からも転げ落ちるかもしれません。重くして、相性のよくないニュルではポイント狙い。バリチェロは3の可能性も大いにあるので、今回も期待は薄そう…。
 ヴィルヌーブ、よく頑張りました!!あの、コース幅いっぱい使ったワイドな走りがよみがえっています。少しずつ気持ちよく乗れるようになってきているのでしょう。地元ハイドフェルドより好結果は、BMWに来シーズンの残留を大きくアピールですね!!残留出るか?ジャック!?

 明日の決勝は、波乱が無ければ、フェラーリ2台vsアロンソになりそう。マッサがミハエルについて行って、アロンソが最初のピットストップの間にコースにとどまりマージンを稼いでアロンソの頭を抑える。フェラーリはこういうシナリオを描いているだろう。マッサの働きが、今シーズンのこれからを占いそうだ。
 2戦続けて優勝なるか?
 ミハエル母国での連勝を想像しつつ、明日を待とう!!

 

by 5aday | 2006-05-06 23:40 | 2006 GP Qualify


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