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2006年 04月 27日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメントベスト4 2ndLegリビュー
 いよいよUEFAチャンピオンズリーグも大詰め!!ついにサンドニに進むことが出来るチームが決まった。

 イエローサブマリンか?ガンナーズか?

 アルス・グラーナか?ロッソ・ネロか?

 審判は昨日から今日にかけて下された!!


△ ビジャレアル 0 - 0 アーセナル △ at エル・マドリガル
AGG 1-0 で アーセナルがファイナル進出

得点者:
警告:
Man of the Match:イェンス・レーマン
備考:

ビジャレアル 4-4-2
GK 25 マリアノ・バルボーザ      6
DF  3 ロドルフォ・アルアバレーナ  5.5     後半37分out
DF 16 キケ・アルバレス         6
DF 17 ハビ・ベンタ           6
DF 22 フアン・マヌエル・ペニャ   5.5
MF  6 ホシコ               6.5     後半18分out
MF  8 フアン・リケルメ         5   
MF 12 フアン・パブロ・ソリン     5.5
MF 19 マルコス・センナ        6 
FW  5 ディエゴ・フォルラン      5
FW 99 ギジェルモ・フランコ      6
MF 10 ロヘル               5.5     後半37分in
FW 23 ホセ・マリ             5.5     後半18分in

      フォルラン    ギジェルモ・フランコ        


             リケルメ


     ソリン              マルコス・セナ


             ホシコ


アルアバレナ キケ・アルバレス ハビ・ベンタ  ペーニャ


             バルボーザ



アーセナル 4-5-1
GK  1 イェンス・レーマン       7 
DF 16 マシュー・フラミニ        5      前半9分out
DF 23 ソル・キャンベル        5.5 
DF 27 エマニュエル・エブエ     6 
DF 28 コロ・ハビブ・トゥレ       6
MF  8 フレディ・リュングベリ     5.5
MF  9 ホセ・アントニオ・レイェス    5.5    後半24分out
MF 13 アレクサンドル・フレブ     5.5
MF 15 セスク・ファブレガス      5.5 
MF 19 ジルベルト・シウヴァ      6
FW 14 ティエリ・アンリ         6
MF 7 ロベール・ピレス          5.5    後半24分in
DF 22 ガエル・グリシ           5.5     前半9分in

        アンリ


  レジェス     リュングベリ     フレブ


      ジウベルト・シウバ   セスク


フラミニ   キャンベル  コロ・トゥーレ   エブエ


             レーマン


 ビジャレアルは、サスペンションタッキの代役にホシコを指名。結果的にこの采配は当たっていたと思う。また、八百屋注目のグアイレはやはりまだコンディションが不十分か、1秒も出なかった。残念。でも、ギジェルモ・フランコが良く頑張っていた。
 アーセナルは、センデロスの替わりに故障(?)明けのキャンベルを起用。また、左サイドにレジェスを据えたあたり、「たまには攻めますよ」と言うメッセージを込めての起用かと思われたが、試合を見る限りではレジェスのドリブルは殆ど見られなかったが…
 試合はビジャレアルの一方的なペースで進む。前半・後半ゴールが生まれそうなプレーが何度もあったが、そこで立ちはだかったのが、ドイツ代表「正」ゴールキーパー、レーマン!!
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメントベスト4 2ndLegリビュー_f0058896_18261286.jpg
 先ごろ、クリンスマンドイツ代表監督から、正ゴールキーパー決定の連絡があり、精神的に非常に落ち着いてプレーできているのが大きい。(一方のカーンは、その発表後、著しくコンディションを落としている)1人で少なくとも2点のゴールを防いでおり、アーセナル決勝進出の立役者であることは、異論の余地は無いだろう。
 圧巻は、後半終了間際、ビジャレアルにPKのチャンスが巡ってきたときだった。
 これを決めれば同点→延長戦と言う筋書きが出来上がっていただけに、ビジャレアルとしては何が何でも決めたいチャンスだった。
 しかし、リケルメのPKをレーマンは完璧に読んでいた。
 恐るべしレーマン!!もし彼がこのPKをとめていなければ、アーセナルがサンドニに辿り着いていたかどうかは、怪しかったはずだ。
 瀕死のアーセナルを1人で救ったレーマンも印象的だったが、PKを外して呆然とするリケルメもまた印象的だった。
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CS放送の実況・解説陣はアーセナルの堅守を褒め称えていたが、八百屋からしてみれば、クラブチームの規模がまったくと言っていいほど違うビジャレアルが、並み居る強豪をなぎ倒し、あわやアーセナルまで喰おうとしていたその実力のほうが数段素晴らしいと思う。
 怪我人が多いアーセナルだったがそれでもやはり選手層はそれなりのものがある。しかし、ビジャレアルは実際、1stLegでDF2人が怪我をし、これ以上怪我したら替えがいない、と言う状況にまで追い詰められた。しかし、そこでの失点を1点に押さえ、2ndLeg、レーマンの神がかり的なセーブが無ければ、結果がどうなっていたかなんて、誰もわからなかっただろう。
 そんなイエローサブマリンに心から拍手を送りたい八百屋であった。


△ バルセロナ 0 - 0 ACミラン △ at カンプ・ノウ
AGG 1-0 で バルセロナがファイナル進出

得点者:
警告:コスタクルタ(b) エヂミウソン(b)
Man of the Match:ヂダ
備考:

バルセロナ 4-3-3
GK  1 ビクトル・バルデス            6
DF  2 ベレッティ                 5.5 
DF  4 ラファエル・マルケス            5.5
DF  5 カルレス・プジョル             6.5
DF 12 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト  6
MF 15 エジミウソン                6.5
MF 20 デコ                      6
MF 24 アンドレス・イニエスタ           6   
FW  8 ルドヴィク・ジュリ               6   後半23分
FW  9 サミュエル・エトー               6     後半44分
FW 10 ロナウジーニョ               6.5
FW 7 ヘンリク・ラーション               6.5     後半23分
MF 17 マルク・ファン・ボメル              -     後半44分

  ロナウヂーニョ   エトー   ジュリ


      デコ         イニエスタ


           エヂミウソン


ファン・ブロンクホルスト マルケス プジョル ベレッチ


             V・バルデス


ACミラン 4-4-2
GK  1 ジダ               6.5
DF  4 カハ・カラゼ           6
DF  5 アレッサンドロ・コスタクルタ  5.5      後半19分
DF 27 セルジーニョ          5.5  
DF 31 ヤープ・スタム          6
MF  8 ジェナロ・ガットゥーゾ      5.5      後半23分
MF 20 クラレンス・セイドルフ      6.5
MF 21 アンドレア・ピルロ        5
MF 22 カカ                5.5
FW  7 アンドレイ・シェフチェンコ    5.5  
FW  9 フィリッポ・インザーギ      5.5      後半35分
DF  2 カフー                5.5      後半19分
MF 10 ルイ・コスタ             5.5      後半23分
FW 11 アルベルト・ジラルディーノ   5.5      後半35分

     インザーギ      シェフチェンコ


             カカ


     セードルフ        ガットゥーゾ


             ピルロ


セルジーニョ  カラーゼ  コスタクルタ  スタム


             ヂダ


 アウェーゴールと言う最大のアドバンテージを得て、ホームに凱旋のバルセロナ。オレゲールはサスペンション(どのみち怪我で出られないが)だが、デコがサスペンション明け、ラーションも復帰とまた、層に厚みが増している。ほぼ磐石の態勢のバルサだ。
 一方ミランは、インザーギがようやくインフルエンザが癒えて先発。しかし、リーガ前節でネスタを故障で欠き、代役はこれまたインフルエンザが癒えたばかりのコスタクルタ。なかなかベストメンバーが組めないミランだ。この時点で、すでに趨勢が決まっていたかもしれない。
 試合は開始早々、カカがしかけ、バルサゴールに襲い掛かるがこれは僅かに枠を外れる。その後は、ホームバルサが有利に試合を進める。
 このしあいは、ヂダがスーパーセーブを連発。これまでの不振はどこへやら。これ以上ないタイミングでの飛び出しで、何度もミランを危機から救った。後1点取られていれば、ミランも集中を切らす可能性が濃厚だっただけに、この守護神の踏ん張りは、ひょっとするとミランが追いつくかも、と言う淡い期待を抱かせてくれた。

サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメントベスト4 2ndLegリビュー_f0058896_20425570.jpg
 この試合を決定付けた要素は、ズバリ「選手層」の違いだと八百屋は思う。
 非常に層が厚く、またここのクオリティーやコンディションも非常に高いバルサ。ベンチに入っているプレイヤーの殆どが、途中出場でも素晴らしいパフォーマンスを見せており、これが本年のバルサの強さの秘訣だと八百屋は思う。
 一方のミランは、層が厚いとは言えない。このところ、試合展開に窮しても、流れを変えられる選手がインザーギくらいしかおらず、インザーギがコンディションを崩す前まではよかったが、インザーギが崩れてしまってからはいよいよ手詰まりと言った感があった。
 これは、言ってしまえばシーズン前の補強が失敗だったということになるだろう。
 ヤンクロウスキ、フォーゲル、ヴィエリ…いずれの選手も以前の輝きをミランで放てないままベンチを暖めたり、他所へ居場所を求めていった者ばかりだ。更に、主力の高齢化も顕著で、全員が一定のパフォーマンスを発揮できないといった問題点も見過ごせない。DFラインは言うに及ばず、ルイ・コスタやヴィエリも高齢でシーズンを通して100%のコンディションを保てなかったのも、パフォーマンスが一定ではなかった理由だろう。
 全員が及第点以上のコンディションのときのミランは強かったがそれが持続できなかったこと、それが今年のリーガ、CL共通の敗因である。
 来期はDFラインを中心に大幅なてこ入れが入る模様だ。
 実際問題、リーガでは僅かながらスクデッドの可能性も残されている。CLの夢が潰えた今、ミランはスクデットに全力を注いで挑む傍ら、来期の補強についても着々と計画を立てねばならないだろう。
 名門ミランの来期の行動にこれから注目したい。


決勝の地、サンドニで相見えるのは、バルセロナとアーセナル。典型的なポゼッションサッカーと堅守カウンターと言う性格の違う両者。果たしてどちらに軍配が上がるのか。
決戦の日時は5/17 27:45 Kick offだ!!
 

by 5aday | 2006-04-27 20:50 | UEFA CL 05-06


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