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2006年 03月 30日
サッカー:UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメントベスト8 1stRgリビュー#1
ついに始まりましたベスト4を賭けた争い!!
UEFAチャンピオンズリーグもいよいよ佳境に入ってきました。そして、おいらもいよいよ寝不足の時代に突入です!!
今回は日本時間の29日早朝に行われた試合を早速振り返りつつ、試合の全てを見ることが出来たので自分で勝手に「Man of the Match」を決めさせていただきまっす!!

△ ベンフィカ 0 - 0 バルセロナ △ at ルス
得点者:
警告:イニエスタ(b) デコ(b) ベレッチ(b) / ミッコリ(b)
Man of the Match:モレット

 ベスト8に残っているチームで一番のサプライズを提供しているチームが間違いなくベンフィカ。スーペル・リーガも3位と波に乗れないチームが、ここまで踏みとどまってられる理由が、このバルサとの試合を通じてはっきり窺い知る事が出来た。
 バルサは、プジョルをサスペンションで欠き、エヂミウソンとメッシーが怪我で欠場。まさに火の車になりつつあるバルサだが、懸案のCBは、モッタとオレゲールの先発となった。
 前半はアウェーのバルサがペースを握る。ボールポゼッションからのパスで崩すスタイルは相変わらずで、長短織り交ぜたパスで、ベンフィカDFを崩す。そして前半15分過ぎには、堅守のベンフィカにすばやく方針転換し、ドリブルからの個人技勝負に持ち込む。このパスで崩すか、ドリブルで勝負するかの2者選択ができるのがバルサの大きな強みだ。しかし、この前半計5回の決定機をバルサは全て外すという珍しい事態に。この大きなミスが試合を難解にしていくのであった。
 一方のベンフィカはヌーノ・ゴメスがサスペンション。トップにジオバンニ、左にシモン、右にロベールの苦しいスタメン。ミッコリは今日もベンチスタートだ。
 ベンフィカはホームながら無理に攻めあがらずじっくり守り、機を見てはミドルシュートを打つにとどまる模様眺めの前半に終始。ホームにしては消極的と見とれる戦術だったが、クーマン監督はちゃんと後半に秘策を用意していた。
 後半、ベンフィカが動く、後半開始から、ロベールout→ミッコリinでミッコリをセンターに据え、裏を取る作戦に出る。これが見事に当たり、ミッコリはスルーから裏に抜けてのチャンスメイクが激増する。この辺りから、バルサはサイドの攻め上がりを自重し始め、その結果、ベンフィカが前半我慢していたサイドバックの攻め上がりが徐々に増えていった。
 後半は前半と違い、両チームとも決定機が訪れたが、外してしまい、結果としてドロー。ドローだったが十分に見ごたえがあった。ベンフィカは流石の守備力を遺憾なく発揮。トラパットーニの置き土産をクーマン監督も無理にいじることなく継承している辺りは流石である。堅守+速攻という当たり前の構図だが、シモンやロベールのようなカウンターに欠かせない人材がしっかり揃っており、フィニッシャーはヌーノ・ゴメスとミッコリというセリエA経験者のため手数をかけずにゴールを陥れる術もよく知っている。この辺りが、ベンフィカがベスト8まで残っている所以だろう。
 0-0のスコアレスドローは、どちらに有利だったのか。アウェーで失点しなかったバルサが有利と見るのが一般的だが、裏を返せばカンプ・ノウで2ndRgでベンフィカが1点でも取ればバルサは同点では勝てないのだから、ベンフィカ有利と見る向きも無くも無い。とにかくベンフィカは失点しないこと。失点すると恐らく集中が切れてボロボロやられるだろう。失点しなかったのがこの好結果につながっていると思う。集中を切らさず失点しなければ、ビッグサプライズを起こせるかもしれない。
尚Man of the MatchにはベンフィカのGKモレットを選出。前半はバックパスをイニエスタに取られるミスもあったが、後半は人が変わったかのごとく好セーブを連発。敗戦の危機からチームを救ったことを素直に評価したい。




時間も遅いので今日は1試合のみを振り返る。次回は3試合まとめてリビューする予定だ!!さあ、4時まで仮眠仮眠zzz・・・ 
  

by 5aday | 2006-03-30 01:40 | UEFA CL 05-06


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